ITと起業家

単なる願望止まりも含めれば、想像以上の多数の人が起業家を目指しているのが、現代という時代の特徴です。この様に注目を集める起業ですが、その中でもITを活用した起業は、最も脚光を浴びているのではないでしょうか。

この背景にあるのが現代の我が国に於ける、就職を取り巻く状況の変化ではないでしょうか。御存じの通り日本の企業を長期間支配したのは、年功序列と終身雇用制度という有り難い制度です。ところが企業のグローバル化に伴い、次第にその制度が崩壊を始めたのです。この制度の是非自体は別として、結果的に制度が崩れたのを契機に、起業家を志す人が増加しているのは、紛れもない事実なのです。

今ではITを活用する企業経営は、当然という時代になりました。どんなにアナログ文化に固執しても、今後はデジタルをフル活用しなければ、経営は不可能な時代です。事実、神社仏閣や老舗商店等、一見してデジタルの対極にある様な組織でも、事務部門ではパソコンを使用している筈です。もはや現代に於いてはITとは万人に必須の道具であり、好き嫌いで選択する対象ではないのです。

確かに職種と業種に伴い、その活用レヴェルは大きく異なるでしょう。それでも、ITを駆使して新規に開拓する技術力を持つ方が、如何なる場面に於いても有利に働く、この現実には間違いはありません。そこで皆さんがもし起業家を目標とする場合には、何よりもIT技術を習得し、それを活用する必要が在るのです。

因みに情報は、人間が社会を形成する以上は、非常に重要な存在です。まして現代人であれば、鮮度の高い情報は生命線となります。現代では、インターネットの浸透に伴い、時代の流れが加速したとさえ言われます。その結果現代人にとって、情報が身近に感じられる様になったのです。

ところでインターネット環境に突然入った人は、或いはITをインターネットの略語だと、頭から信じ込んでおられるかも知れません。ところが正確にはITとは、インフォメーション・テクノロジーの略語なのです。従ってIT化を実践するならば、単なる情報源としてのインターネットではなく、インフォメーション・テクノロジーを自らのビジネスの武器とする必要が在るのです。まして他社よりも抜きん出たいのならば、IT技術を見極める眼力が必要になります。

さて皆さんは、どんな企業を興したいでしょうか?更にその中で、ITに如何なる役割を持たせるでしょうか?