ITとアイデア

IT技術を活用した起業を志した際には、重要なポイントとなるのがアイデアです。何故なら現代はIT技術だけであれば、ある程度のレヴェルであれば皆が持つからです。確かにITの登場した当時に於いては、ITが出来る事自体が価値でした。然しながら、これだけITが浸透した今では、ITを手段として何の目的に使用するか、この発想の違いが物を言うのです。

従ってもし貴方が起業を志すのであれば、何よりもアイデアが勝敗を分ける現実を知る必要が在ります。今後の起業には、今迄以上にITが活用される筈です。仮に、中小企業や個人企業であっても、会社を興す事が出来る訳です。

その代わり自身のセンスが問われる流れになるのは、予め知っておいた方が良いでしょう。その為にもインターネット等で、アイデアのヒントを検索するに限ります。

本当に天性のアイデアであれば、技術的な裏付けを必要としない、という解釈も成り立ちます。この場合は最初にアイデアが閃き、その後にこれを実現する目的の技術が導き出された訳です。ところが現実には、先に技術的な方の下地があり、その上へ後から凄いアイデアが降って来る場合もあります。従ってこれは、鶏が先か卵が先かという問題であり、簡単には決着が付かないのかも知れません。

それからやはり過去の知識を踏襲しているだけでは、斬新な発想は産み出されません。然しながら一口に斬新な発想とは言え、実際にはそう簡単ではありません。何故なら人間とは、知識の不足に関しては認めるのに、判断力の不足に関しては認めたがらない、そんな性癖を持っているからです。往々にしてこの判断の材料となる常識が、アイデアの閃きに蓋をしているのです。

然しながら自身の型を破壊して思考しようと心掛けると、新しい発想が湧き出して来るものです。

我々人間は、常識に囚われた生き物です。特に、平凡な人生を送る人は「私にそんな事が出来る訳がない」と思い込んでいますが、それは平凡な人生だからそんな考え方が生まれたのではなく、そんな平凡な考え方の毎日がそんな人生を作ったのです。

この常識を破る為の道具として、IT技術を活用するのは理に適っています。事実、企業内のIT化に伴い、情報の交換がスムーズになったケースには、枚挙に暇がありません。こうして世界の情報に触れると、未知の世界に刺激を受ける体験があり、その結果アイデアが湧くのです。

特にインターネットを駆使する人の場合、知識を持たなくてもネット上から取り出す事が可能なのです。敢えて極端な話をすれば情報を、自分の頭脳に記憶しなくても、スマートフォン(高機能携帯電話・小型パソコン)さえ携帯すれば、このスマホが記憶から検索まで全部受け持ってくれるのです。この世界中の情報が手元に集積する感覚は、まさにIT、即ちインフォメーション・テクノロジーの結晶でしょう。

こうして情報に触れて頭脳を柔軟にして、そして起業を目指そうではありませんか。こうすれば如何なる時代の変革にも、対応可能な起業が実現するに違いいありません。何故なら世の中は移り変わっており、起業当時の状況が永久に続く筈がないからです。